土鍋の使い方

「温たなべ」を安全に永くお使いいただくための

注意点やメンテナンスなどについて

お伝えいたします。

温たなべは土で出来ています。ガスの直火専用でIHコンロではお使いいただけません。

 ①温たなべは陶器です。衝撃には弱いため、落としたり、ぶつけたりすると割れたり破損の原因になります。

 また、経年お使いになっていると自然にひびが入る場合がございます。

 (細かく全体に網目のように入るものを貫入と言います。)

 ひびが細かいものではなく、なべ底に大きく入ったその場合は空焚きなどは控えて

 一度おかゆを炊いて目止めをすることをお進めいたします。

 目止めをしても水漏れがある場合又はひびが明らかに大きい場合はお使いにならないようにしてください。

 

 下記のご質問欄に目止めの仕方の説明があります。ご参考にしてください。

  破損した場合は修理や修復は出来ません。

 

 陶器ですので長時間食材を入れっぱなしにしておくと匂いの原因になります。

 洗剤は素早く落として調理後はよく拭いてください。

 長期間保管される場合はよく乾燥させて保管してください。水分を含んでいるとカビが発生する場合がございます。

 上記のように土鍋特有の手間がありますが、より長くご愛用頂くためにご理解ください。

 

②一つ一つ職人の手作業で丁寧に作られていますので、形などにわずかな個体差があります。

 また、同時期に焼成されたものでも、窯の位置などにより釉薬のたれ具合、色などに変化が出る場合があります。

 それも味わい、手作り土鍋の良さと思っていただければ幸いです。

 

③空焚きしても割れない土鍋ですが、なべ底に水分がついたままで加熱すると劣化の原因になりますので

 布巾で水気を良くふいてご使用ください

 また石焼芋は続けて調理する場合は鍋に負担がかかりますので50cc程の水を入れ、蒸し焼きにする方法を

 お勧めします。

 

④なべ自体の蓄熱時間が長いので鍋敷きは熱の通りにくいもの、また冷めてもテーブルへの直置きは

 テーブルに傷が付きますのでご注意ください。

 また蓋も同様に蓄熱しますので、直置きまた火傷などには十分ご注意下さい。

よくあるご質問

q温たなべに小さな亀裂が入りましたが使っても大丈夫ですか?

A: ぬくたなべは土でできた陶器です。火にかけることにより膨張と収縮を繰り返します。この時、素地と釉薬に収縮率の違いが起き、

  細かいヒビ、貫入と呼ばれるものが入ります。この貫入が入ることで土鍋が熱せられて膨張したとき割れることがないように力を

  分散させます。土鍋はより使い勝手の良いものに成長してゆきます。

 

補足:なべ底から水がしみだしてくるようなら、一度お粥を炊いて一晩放置してください。水漏れは止まると思います。

   それでもしみてくるようなら一度ご相談下さい。

q水漏れがした時の詳しい対処法を教えてください。

A:温たなべに水をはって数時間放置している間に水がしみてきたり、火にかけるとぱちぱちと火に水滴が落ちる時は

 お粥を炊いて目止めをして下さい。

ー目止めの仕方ー

 土鍋の底の水分を拭き取り、

 8分目ほどの水と飯碗1杯程度のご飯を入れ

 吹きこぼれのないよう弱火でゆっくりと

 炊きこみます。

 お粥が出来上ったら火を止め、冷めるまで

 土鍋の中で放置します。

 完全に冷めたらお粥を取り除いて水洗いして下さい。

 土鍋を乾燥させたら目止めの完了です。

 

〇但しこのような場合は水漏れがなくなっても、空焚き機能を使った焼き芋などはおやめください。

〇目止めをしても水が漏れたり、目に見える亀裂が解る場合はご使用をお控えください

Qこの土鍋は最初に目止めをする必要がありますか?

A: 目止めとは、使い始めにおかゆなどを炊いて土鍋の隙間に糊を埋めて自然の水漏れを防止することですが、温たなべは高温で焼きしめてあることに加えて撥水加工を施してありますので、目止めの必要はありません。洗ってすぐにお使いいただけます。

Q空焚きができるとはどういうことですか?

A: 例えば肉を焼いて水を入れて煮込む料理など高温になった鍋への急激な温度変化にも割れる心配はありません。特性の石を使った石焼芋も楽しめます。

Q電磁調理機には使えますか?

A: 残念ながら、陶器ですからお使いいただけません。尚、ハロゲンヒーターの調理機にはお使いいただけます。

Qオーブンや電子レンジで使えますか?

A: オーブンには直接入れてお使いいただけます。電子レンジでのご使用は陶器ですので温まりにくく不向きと思われます。

Q焦がしてしまったら何で落とせばいいですか?

A: ご飯や、お料理の焦げは水に浸してから、亀の子たタワシで、また焦げ付きがひどい場合は、金属たわしをお使いになればきれいに取れます。

Q使えば使うほど焦げ付く

A: ほとんどの場合が焦げ付きをきれいに落とせていない場合に起きる現象です。使った後はきれいに焦げや汚れを洗い落としてください。本体の外側も中と同じようにきれいにしておくことをお勧めいたします。長くお使いになる秘訣は使った後は中も外もきれいに保つことです。

メンテナンスについて

  1. 亀裂や水漏れなどの症状が出てご不安なようでしたら詳しい内容をお電話やメールにてお気軽にお問い合わせ下さい。セルフメンてナンスが可能かどうかなどのアドバイスをさせていただきます。
  2. 落としたり、ぶつけたりして破損した場合や、目どめの効果がないようでしたら基本的に修復、修理することはできません。土鍋の本体または蓋のみを有料にてお取替えすることができます。その場合は、サイズなどを合わせて作り直します。作り直しの期間は手作りの為、お時間を頂く場合がございます。こちらもお電話やメールにてお問合せください。対応させていただきます。

お作り直し価格(税込)

6号Sサイズ   蓋: 5,280円 本体: 7,920円

7号Ⅿサイズ     7,920円       11,880円

8号Lサイズ    11,000円      16,500円

9号LLサイズ     16,720円      25,080円